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JUNTEN MEIN BLDG.

SCHOOL [ TOKYO 2005年 ]

学校法人順天学園の本館です。地域社会に対して貢献でき、生徒や教職員にとって豊で楽しい学校生活が送れるように計画されています。
既存の校舎によって分断されていた街区を、新築を機会に校舎の足元を持ち上げ開放することで、隣の街区まで見通すことが出来るようになりました。街区間に視覚的なつながりを生むことが出来き、校舎による圧迫感も軽減され、開放的な環境を形成することが出来ました。また、スクールバスの停車場を道路から大きく後退して計画しました。このことによって広場のような開放感を与えることが出来、地域のお祭りなどに提供することも考えられています。敷地の周りには閉鎖的な塀などは設けず、多様な植栽を施し近隣や歩行者にも潤いを与えています。学校の防犯と地域との共存のあり方など難題がありますが、都市部にある学校と地域の関係を考える機会にもなっています。
建物の形態は特殊なものになっています。学校からの機能的な要求や地域との関係性、日影の影響や省エネルギー対策等から導かれたもので、シンボル的で印象的なものになっています。教室や学習スペースは静かで落ち着け、学習効果が上がることを目標に、共用スペースは生徒も教職員も学校へ通うことが楽しくなるような学校を目指して、様々な工夫がなされています。特に生徒にとっては青春の1ページとして、長く記憶に残るような環境であってほしと願い、計画された学校です。